アポトーシスとは?薄毛に関係あるのか

用語

このブログでは主に薄毛に関してのことを書いています。今回ご紹介する「アポトーシス」というものが薄毛とどういった関係があるのかご紹介したいと思います。

アポトーシスとは?

アポトーシスとは、人間の体にプログラムされている細胞死の事を言います。紫外線などの外敵によって細胞が死ぬのではなく、内部の遺伝的な信号によってあらかじめ死がプログラムされていることを言います。

細胞自身の生存が不利になると自殺する細胞と言い換えても良いもので、がん細胞の分裂などを抑えるためには意図的にこうした細胞の死がもたらされないと病気が進行してしまう危険性があるので、非常に重要なのです。

これはガン細胞に限ったことではありません。病気などで細胞に炎症が起こると組織細胞が傷つきますが、それら細胞はアポトーシスによって死滅し、新たな細胞が出現することで正常組織の恒常性が保たれているのです。

アポトーシスと薄毛

人間の毛髪は産毛として生えてから抜け落ちるまでがあり、これをヘアサイクルと呼びます。

成長期 → 退行期 → 休止期

髪が生えて最初の成長期は平均して2~6年で、女性の方が長く8年といった方もいらっしゃいます。次の退行期になると髪を成長させていた毛母細胞の増殖スピードが急速に落ちて、毛乳頭や毛母細胞を含む毛球部分が、徐々に小さくなっていき退行していきます。

退行期の期間は短く2~3週間と言われています。最後の休止期になると髪の成長は完全に止まってしまいます。成長の終わった古い髪はいつ抜けてしまってもおかしくない状態になっています。

それほど力を入れていないにもかかわらず、ブラッシングやシャンプーなどで髪が簡単に抜けてしまう場合の多くは、この休止期にあたるからです。この休止期は2~3ヶ月で終了します。

この髪が生まれてから抜け落ちるまでを「髪のアポトーシス」といいます。ところが、このヘアサイクルが崩れると薄毛といった症状が現れてきます。

通常であれば2~6年といった成長期がヘアサイクルが乱れると数ヶ月~2年程度となってしまいます。髪が完全に成長しきらず、細く短いのに抜け落ちてしまいます。

どういったことが原因でヘアサイクルは乱れてしまうのでしょうか?

ヘアサイクルが乱れる原因

女性の場合であれば「びまん性脱毛症」だったり、男女かかわらず円形脱毛症などありますが、ここでは壮年性脱毛症であるAGAに限ってご説明します

まず、「テストステロン」という男性の心身の成長に不可欠なホルモンがあります。そして、ほとんどの体毛の皮脂腺に存在する「5αリダクターゼ」という人体に存在する還元酵素の一種があります。

そして、5αリダクターゼはテストステロンをより強力な男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)へと代謝します。

困ったことにDHTが毛乳頭細胞に存在する「アンドロゲンレセプター」と結合してしまうと、毛乳頭細胞から脱毛因子が放出され、脱毛を促進してしまい発毛や育毛を阻害してしまうという状況になります。これがヘアサイクルが乱れた状態ということになります。

この抜け毛の原因となるDHTを生み出してしまう5αリダクターゼ、これには2種類あって・・・
ここまでにします、5αリダクターゼについては詳しい記事を書いていますので、興味のある方は下のリンクボタンからご覧ください。

詳しい記事を見てみる

コメント