L-アルギニンは育毛効果なしなのか?

用語

L-アルギニンという成分に育毛効果があるというので調べてみました。

L-アルギニンとは

L-アルギニンはタンパク質を構成するアミノ酸の一つで、疲労回復作用のほか、血管を拡張させ、体や脳の血流を改善する作用や、カフェインの覚醒作用を増強させる作用があります

そのため、 疲労回復を狙ったり、集中力の維持させたいといった目的としたドリンク剤などに配合されていることが多いです。

L-アルギニンは、体内でも合成されるので必須アミノ酸ではありません。ですが、体の発育期や成長期には欠かせないアミノ酸の1つです。

体内で作り出せる量は少なく限られていますので、不足した分を食事などで補う必要があるために、準必須アミノ酸と呼ばれることもあります。

L-アルギニンの効果

L-アルギニンには体に良いとされる効果が沢山ありますのでご紹介していきます

血行促進

L-アルギニンは体内で一酸化窒素をつくり出します。一酸化窒素は体循環や腎循環、血圧の調整などの重要な働きをすることで知られています。

一酸化窒素は狭くなった血管を拡張し、血流をスムーズにすることで動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの予防効果が期待されています。全身の血行促進効果があるという事は、頭皮の隅々まで血液が行き渡り毛母細胞まで栄養が行き渡るので、育毛効果があると言えますね。

マウスを使った動物実験ではありますが、L-アルギニンを静脈に注射すると、血管が拡張し血圧が低下するという実験結果もあります。また、高脂血症の状態にしたウサギにL-アルギニンを投与すると、一酸化窒素が増加したという報告もあります。

美肌効果

L-アルギニンは肌を保湿する効果があります。肌は表面から角質層→表皮層→真皮層に分かれており、肌が乾燥している状態とは、一番表面である角質層の水分が不足していることを指します。

角質層の水分は、NMFという天然保湿成分によって潤いが保たれています。このNMFの約40%をアミノ酸が占めており、L-アルギニンには角質層を保湿する効果があることがわかっています。

さらにL-アルギニンは毛髪へ与える刺激が少ないことから、パーマ液にも使用されています。L-アルギニンは、従来のパーマ液に使用されていたツンとした臭いが特徴のアンモニアに比べ、刺激臭が少なく、毛髪にゆっくりとなじむとされています。

その上、母体となる有機化合物の構造や性質を大幅に変えない程度の改変が成された化合物の総称であるL-アルギニン誘導体が毛髪の水分量を増やし潤いを与えて、クシ通りを良くさせたということも判明しています。

成長ホルモンの分泌促進

L-アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促す効果があります。成長ホルモンは脳の下側にある脳下垂体から分泌され、病気への抵抗力を高めて予防や早期回復の重要な役割を果たし、体の傷を早く治すといった効果があります。

また、成長ホルモンには食欲を抑える力があるため、食欲抑制剤としても利用されています。さらに、成長ホルモンは脂肪の代謝を促進し、筋肉を増強させる効果があります。

この働きから、ボディービルダーの中でL-アルギニンは、栄養補助剤として知られており、筋肉増強として活用されています。

ちなみにですがL-アルギニンのほかにも「オルニチン」「トリプトファン」「グリシン」「チロシン」といったアミノ酸も成長ホルモンの分泌を促進してくれます。

免疫力向上

L-アルギニンは、マクロファージとよばれる免疫細胞を活性化させる働きがあります。マクロファージは、体に侵入してきた細菌やウイルスなどをやっつけてくれる白血球の一種です。

体の免疫力が向上することで、病気に負けない強い体を作ってくれます。また、L-アルギニンは細胞の増殖や、細胞組織の修復に欠かせない物質であるポリアミンを合成してくれ、傷の治癒に重要な成分の合成にも関わっているのです。

なので体が傷ついた手術後の回復を促進し、感染症の合併の発症率を低下するものとしてL-アルギニンが配合された点滴などが利用されています。

解毒作用

L-アルギニンは有害であるアンモニアを肝臓で代謝するオルニチン回路に深く関わっていて、アンモニアを解毒する働きがあります

オルニチン回路とは、アンモニアが肝臓に存在するオルニチンと反応し、L-アルギニンに変化した後、無毒化された尿素とオルニチンに分かれる代謝回路のことです。要は有害なアンモニアを無害なものへと処理する仕組みですね。

このオルニチン回路はエネルギーをつくり出すクエン酸回路の働きをサポートして、アンモニアを解毒することによって肝機能を正常にしてくれます。

これだけ体にとって沢山の効果をもたらしてくれるL-アルギニン、どのような食品に多く含まれていて、量はどれくらい摂ったらよいのでしょうか?

L-アルギニンを多く含む食材

L-アルギニンは厚生労働省の食事摂取基準等で摂取量は正確に決められていませんが、L-アルギニンが効果的に働くには1日に2000~4000mg以上の摂取が必要だといわれています。

L-アルギニンは体内でも生成されますので、ちょうど切り良い半分ということで1,000㎎を食品から取り入れるならという量をご紹介します。

オートミール:300ml
玄米    :お茶碗1杯
鶏ひき肉  :150g
豚ロース  :薄切り4枚
牛ひき肉  :150g
芝海老   :6匹
マグロ   :刺し身7切れ
卵     :2個
大豆    :50g
チーズ   :スライス6枚
ブロッコリー:1房
海苔    :16枚
落花生   :17個
ゴマ    :大さじ5
アーモンド :5粒

手に入れやすい食材ばかりですし、上記の量でしたら毎日3回の食事で分散して摂れば十分補えそうですね。

L-アルギニンの副作用

L-アルギニンはアルカリ性のため、過剰に摂取すると弱酸性の消化器官に悪影響を及ぼしてしまいます。胃腸が弱っている時に摂取しすぎると下痢を引き起こす危険性があります

また、成長ホルモンの分泌を促すことから成長期の子どもが過剰に摂取すると、身長が著しく伸びたりする巨人症になる恐れがあります。

巨人症になるのは成長期の子供だけではなく、思春期を過ぎ、骨の発育が止まった大人が発症すると手足が肥大したり、顔つきが変化したりします。

また、アレルギーや気管炎症や喘息、肝硬変、ヘルペス、統合失調症の方は注意して摂取する必要があるので、医師に相談してから服用するのをお勧めします

L-アルギニンが不足すると、成長を阻害されるだけでなく、動脈硬化などの生活習慣病の危険性が高まるので適度に摂る必要があります。

L-アルギニンのサプリメント

わざわざ食品からL-アルギニンを摂取するのではなく、サプリメントですと気軽に摂取することができます。それでは、ネット通販でのL-アルギニンのサプリメントを見ていきましょう。

コチラはAmazonでの検索結果です。L-アルギニンのサプリメントが約1ヶ月分で2,500円くらいから販売されているようですね。

今度は楽天市場での検索結果です。L-アルギニンのサプリメントが2,000円ほどで販売されています。Amazonと比べると随分と品揃えが違うようですね。

コチラは医薬品のネット通販では有名なオオサカ堂での検索結果です。L-アルギニンのサプリメントが1,600円程度という安さで販売されています

商品販売ページ

L-アルギニンは効果なし?

さて、上のオオサカ堂でのL-アルギニンのサプリメントの画像をよくご覧ください。レビューの数は300件という多さで、その平均評価が☆4.5という高評価です

もし、「L-アルギニンは効果なし」という噂が本当なら、これだけの高評価が得られるでしょうか?Amazonや楽天市場でもこんな高評価の商品というのは、ごく少数なはずです。

あとはご覧になってる方の判断におまかせしますね。

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