薬剤性脱毛症の原因と治療方法は?

脱毛症

薬剤性脱毛症と聞いてほとんどの方は「強い薬を使って脱毛症になるんだろうな・・・」くらいの想像はすると思います。

それでほとんど正解なのですが(笑)この記事では薬剤性脱毛症について、その原因や現在行われている治療方法などについて触れていきたいと思います。

薬剤性脱毛症とは

そのままですが、薬剤性脱毛症は、薬の服用が原因となり起こる脱毛症の事を指します。 大きく2つに分けられ「抗がん剤による成長期脱毛」と「抗がん剤以外の薬による休止期脱毛」になります。

薬剤性脱毛症の原因

それぞれの薬剤性脱毛症の原因について見ていきましょう

抗がん剤による成長期脱毛

抗がん剤というのはガン細胞の分裂を抑制するというのがメインの作用です。ですが、ガン細胞以外の細胞にまで影響してしまう事があるんです。抗がん剤の影響で毛母細胞は通常通り細胞分裂して髪を太く長く成長させることが出来ずに死滅することで髪が抜けます

残念ながら、抗がん剤の副作用による脱毛をくい止める方法はありません。しかも、抗がん剤の脱毛の副作用は「まゆ毛」や「まつ毛」にまで及びます。映画やドラマで抗がん剤治療中の患者さんが帽子を被って隠しているのを見たことありますよね?


画像引用元:http://m.kmib.co.kr/view.asp?arcid=0013981756

ですが、「まゆ毛」や「まつ毛」は髪の毛と比較して成長期毛が少ないため、ほとんどの場合は脱毛が目立たずに済みます。まれに「まゆ毛」や「まつ毛」だけでなく、全身の毛が抜け落ちてしまう方もいらっしゃるようです。

成長期脱毛症を起こしやすい薬

抗がん剤にも色んな種類がありますが、特に以下に挙げるような抗がん剤は脱毛を起こしやすいことが報告されています。

  • ドセタキセル
  • エトポシド
  • 塩酸アムルビシン
  • シクロホスファミド
  • 塩酸ドキソルビシン
  • パクリタキセル
  • 塩酸イリノテカン

上記の抗がん剤が成長期脱毛を起こしやすいと報告があっただけで、他の抗がん剤も少ないですが成長期脱毛を起こす可能性がある事だけは覚えておいてください。

抗がん剤以外の薬による休止期脱毛

何かの病気の治療のために服用している薬の影響によって休止期の髪の毛の割合が増える、成長期の期間が短くなるということがあります。これが抗がん剤以外の薬による休止期脱毛と言われるものです。

ほとんどの場所は脱毛が生じるまで服用を始めてから長い期間が経過しているので、原因薬剤を特定することが困難なケースも多くあります。人によっては複数の薬を服用していることがありますから。

原因となる薬剤を中止していても数週間から数か月間にわたり、脱毛が続く症例が多いことも休止期脱毛の特徴と言えます。長期間かけて副作用が出てきた訳ですから、その成分が体から完全に抜けるまでは、時間を要するということです。

休止期脱毛を起こしやすい薬

休止期脱毛を起こしやすい薬というのは沢山の種類があります。◯◯に使われる薬という紹介をしますので、成分名や商品名はそれの数倍あります。気になる方は担当医師や薬剤師なとに問い合わせてみるのが良いかもしれません。

「抗うつ剤」「降圧薬」「高脂血症治療薬」「消炎鎮痛剤」「痛風治療薬」「ヘルペス治療薬」「抗てんかん剤」「胃薬」「糖尿病治療薬」「骨粗しょう症治療薬」「抗真菌剤」「インターフェロン製剤」「食欲抑制剤」「アレルギー治療薬」「血液凝固阻止剤」「子宮内膜症治療薬」「抗結核剤」「抗甲状腺剤」

えっ!胃薬なんかで!と思われたかもしれませんので、1つだけ例を上げますと胃薬のランソプラゾールOD錠というもので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍や逆流性食道炎などで病院から処方される胃薬なので市販の胃薬とは違いますのでご安心を。

薬剤性脱毛症の治療

成長期脱毛と休止期脱毛のどちらでも共通なことですが、薬剤性脱毛症は基本的に原因となっている薬の服用をやめると脱毛は治まることが知られています

かと言って、病気を治療する上で薬という存在は切っても切れないとても大切なものです。薄毛が気になるからといって自分の判断で薬の服用を止めるのは危険です。

最悪の場合、治療中の病気が悪化してしまう恐れもあります。薬剤性脱毛症が起きた場合は、一人で悩まずに必ず医師に相談しましょう。きっと最善の対策をしてくれるはずです。

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